閑話休題。

たまには昔の話をしてみようかな。




まだ20代のはじめ。
アタシはバイトである会社にいた。
その部署に新入社員として入ってきた彼は
某国立大学卒、サッカー部主将。
新入社員と言っても
大学に8年もいたので当時すでに26歳。

世の中を達観したような
独特な雰囲気を持つ彼に
当時のアタシはとても惹かれた。
よく食事に誘ったり誘われたり。
先輩女性社員の中には
彼に想いを寄せてる人もいたみたいだけど
負ける気はしなかったわ。


あれは確か年末の仕事納めの前夜。
仕事が終わっていっしょに食事して
まだ帰りたくないな、と言ってみたら
ホテルで一夜を過ごすことになった。
夜景のきれいな都心のシティホテル。
学生の身分ではなかなか泊まれない。
社会人とつきあうメリットね(笑


抱き合って眠り、
翌朝、仕事納めをしに
定時に間に合うよう慌てて出かけた彼。
バイトの御身分のアタシは
ゆっくりと起きて一度家に帰って着替え
お昼頃に出社。
すると先輩女性社員が小声で話しかけてきた。

「ねえねえ、沙羅ちゃん。
 ○○くん、昨日と同じシャツにネクタイなの。
 夕べ誰かとお泊まりしたのよ、きっと」



























ごめん。それアタシだからw



当時から秘密主義のアタシ。
先輩社員には
「さぁ、誰とお泊まりしたんでしょうねぇ?」
とシラをきっておいた。


そんな風にしてしばらくつき合っていたら。






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